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しょうぶの里/久喜市 いたわりの心で、心と信頼の介護
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入所待機者数:26名
(2025年4月2日現在)
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ホーム › 未分類 › 「丁寧に生きる」を学ぶ

「丁寧に生きる」を学ぶ

投稿日: 2022年3月16日 作成者: ゆとり野 居宅介護支援事業所

※ 御本人様より許可を頂いております ☺

 

今年90歳になるひとり暮らしの男性のお客様。
担当させて頂いてから3年。
きっちりとした生活。
いつも雑草ひとつない庭で季節の花を咲かせることを楽しみ、自分が食べるだけの野菜を育てお味噌汁にして食す。

全てのズボンに自分で”社会の窓”(用足し用のファスナー)を裁縫。
それも着なくなった上着のファスナーを取り外してちゃんと再利用する。
お洒落に気遣い、出かける時にはお気に入りのジーパンをカッコ良く履きこなす。
そのジーパンを間違えて漂白剤で白くしてしまえば、染め直して味のあるジーパンに。
車の免許も「人様に迷惑をかけてはいけない」と潔く返却。車は売却。

凛とした暮らしを送り、訪問するたびに「丁寧に生きる」ことを教わる。

そんなお客様が体調を崩し入院。救急隊に運ばれる時にまで私に手を振る律義さ。
病院の看護師から私の所に「家に戻るのは難しいから、先生が施設に行くよう本人に説明しました」との連絡が。
あの生活を見てきただけに「どんなに落ち込んでいることだろう…」胸が痛む。
しかし、体調も徐々に回復しているとの話も。御家族様と「自宅と施設」両方の方向性で準備し、更なる回復を祈る。

1ヶ月近くが経過し、病院のカンファレンスに参加。久しぶりの面会。車椅子に乗って病院着を着て何だか弱々しく見えた。
看護師が耳元で「退院後はどこに帰りたいですか?」と質問。
「そりゃ、家に帰りたいよ。急に入院になって…」と下を向く。

「施設は至れり尽くせり快適な環境で職員の見守りがあって、3食美味しい食事が出て、体力が落ちた状態でも心配なく過ごすことが出来ると思います。自宅に戻れば、体調不良の時に誰もいないかもしれません。転んでしまうかもしれません。寿命が短くなるのかもしれません。それも承知で家に帰りたいとお考えならば、出来る限り不安がないようにサービスを整えてお帰りの準備をします。」と目を見て最大限のリスクを伝えた。

「何だかほっとしました…」と目を潤ませた後、「残りの入院期間、リハビリを頑張ります!!」と声を張る。

自宅の環境を福祉用具で大改造して迎えた退院日。
毎日午前と午後に訪問看護と訪問介護。配食のお弁当の安否確認の声掛けに緊急通報システム。
何より、家族やとても親切な友人の支援が心強い。「ご飯が旨いです」と食欲も出た。

退院後1週間が経過。訪問すると出かけるわけでもないのにお気に入りのジーパンを履いている。入院中に伸びていた野菜が余程気になって仕方がなかったのだろう、私が止めていたのにこっそりと収穫もしていた。

何か困ることはないですか?との質問に
「至れり尽くせりです。あと3年はこの社会を見て楽しみたいと思います‼」  なんて素敵な笑顔 😭

「丁寧に生きる」その姿、前向きな気持ち。

これからも色々学ばせて頂きたいと思います。

 

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